女性建築士ならではの良さとは
先日1級建築士が3年に1度義務付けられている定期講習へ行ってきました。
女性の建築士は現在増えているそうですが、男性ばかり。。200人の受講生の中で女性は私一人だけでなのでした。
建築関係のセミナーや会合ではいつもそうなので、慣れていますが、やはり現実はこのような残念な状況です。
従来、建築といいますと男性の仕事というイメージが強く、女性の建築士の人数はあまり多くはありませんでした。
建築というのは、師匠から弟子に伝わっていく職人気質の世界でしたから、女性が足を踏み入るには敷居の高い業界でした。
しかし、現在は一級建築士の資格を取得しますと、女性で建築士として活躍をすることができますし、男性ばかりの世界に新しい風を吹き込むとして、女性建築士は注目されています。
デザインや使い勝手、間取り、居心地などを女性ならではの視点に立ち、提案することができます。
男性建築士では、見落としがちなきめ細やかさも女性建築士は持っていますし、女性建築士が相手であれば、お客様の女性も台所についてもあれこれ注文をすることが、男性建築士相手よりも、気軽におこなうことができるでしょう。
男性とはことなる感性が女性建築士の魅力でもあります。
色合いや素材の使い方も女性ならではの感性を十分に生かすことができます。
また、イメージでは固まっているのだけれど、うまく言葉に表すことができないということもあります。
女性は言葉にできない要望もうまくくみ取って、空間に反映することができます。
特に女性の視点がくるのは間取りであるのでは、ないでしょうか。
間取りは敷地や条件、家族のライフスタイル、光の通り道などを考えて決めていくものです。
また、女性を大切に考える家事動線やキッチンから水回りの配置や、女性が喜ぶ提案をすることができます。
日々の家事や育児に追われる女性が少しでも楽に過ごせるように、工夫を凝らせるのは女性の視点が必要になってきます。
女性建築士の中で結婚して、出産を経験して仕事をしているそのような女性建築士ならば新しく家を建てる女性、子育てをする女性が欲しいと考える間取りを実現することができます。
キメ細やかな対応をするのも女性建築士ならではの魅力です。
建築士といいますと気難しい男性というイメージがありますが、実際の所、そのような気難しい芸術肌の建築士など少なく、多くの建築士はローンや住宅設計の悩み、土地探しまで親身になって相談に乗ってくれるのが一般的です。
とはいいましても、イメージはなかなかぬぐうことができませんので、マイナスのイメージのない女性が相手ですと、思い切って相談してみようかなと考えるようになると思います。
女性も、同じ女性ならば相談がしやすいので、聞きたかったのに聞くことができなかったということもなくなり満足する打ち合わせをすることができるという感想を弊社ではいただきます!
気軽におしゃべり感覚でのご相談をこちらまでどうぞ。
(株)ヨネムラアーキテクツスタジオ 米村
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